上下の歯は機能時以外(食事や会話以外)では接触していないのが正常の状態。
無意識に上下の歯を軽く接触させ続ける癖をTCH:上下歯列接触癖と言います。
「え!上下の歯が触れるのが当たり前だと思っていました」
軽い接触なので疲労感に気づかず長時間続いた後に疲労しきった形で気づくことが多くみられます。上下の歯を軽く合わせるだけでも噛む筋肉は活動して疲労、顎の関節・歯根等も圧迫され血液供給が阻害され疼痛、過敏症等が起こりやすくなります。
歯の噛み合わせ時の痛み、違和感。歯周病の悪化。義歯、補綴物の不調。
歯の破折、歯ぎしり、喰いしばり。顎関節の不調。舌の痛み。
他に、肩こり、偏頭痛との関係も考えられています。
集中している作業中、パソコン、包丁作業中によく見られます。
どんな時に起こりやすいの?
緊張する場面でTCHは起こりやすい。他に習慣的な作業、精密な作業中に起こりやすい。
特に最近ではパソコン作業中に多く見られます。家庭では家事中、特に包丁を使う時などに多くみられるようです。
口唇を閉じ、上下の歯を離したとき違和感、
落ち着かない時はTCHの疑いがあります。
「歯を離す・リラックス!」