7時間の夜間睡眠中に無呼吸低呼吸が30回以上認められる状態、あるいは睡眠1時間あたり無呼吸低呼吸の状態が5回以上出現する状態。
80〜90%は上気道が閉塞して無呼吸を招く、閉塞性無呼吸症候群と云われています。
睡眠時の大きないびき、頻繁な寝返り等の浅い睡眠、昼間の強い眠気と居眠り、起床時の頭痛及び倦怠感、他に肥満を招きます。
睡眠時の体内では低酸素血症、高炭酸ガス血症などの血管障害が起こり、高頻度で高血圧、不整脈、虚血性心疾患に罹患、またそれらを増悪させます。
社会的には、労働災害、交通事故、仕事や学業の能率低下、社会や家庭内における生活の不和など極めて重大な問題を引き起こします。
重度の睡眠時無呼吸症候群と診断された人
●15%は5年以内に循環器疾患により死に至る。
●4人に1人が交通事故をおこす。健常者の約7倍。
という研究報告があります。
身体的、社会的に重大な問題!
睡眠時無呼吸症の患者に対する治療は、生活習慣の指導(肥満、飲酒、生活のリズム)に加え、外科療法や保存療法を選択します。
保存療法にCPAP療法(鼻マスク)、歯科的口腔内装置(マウスピース)などがあります。
睡眠時無呼吸用のマウスピース
まずは専門の医療機関を受診、診断。
その際、歯科的口腔内装置(マウスピース)での治療を選択された場合、診断書か依頼書を持参してください。当院で口腔内装置(マウスピース)を制作します。
いびきは、舌と軟口蓋(鼻の奥)が気道方向に下がり気道を塞ぎ起こる。
口呼吸、睡眠時無呼吸症候群の患者さんで多く見られる。
口腔内装置(マウスピース)で上気道の拡大、鼻呼吸の定着で改善する