平成26年4月から、第一・第二小臼歯(前から数えて4番目、5番目の歯)が、CAD/CAM装置使用に限り、白い硬質レジンでの歯冠補綴(クラウン)が保健適用になりました。
厚生労働省より認可を受けた歯科医院で処置可能です。当院は平成26年11月に認可申請が受理され今までに100例近く処置しました。
AD/CAMとは、コンピューターにデータを取込み、レジンブロックの状態から歯のカタチに削り出して創る最新の技術です。従来の銀歯に比べ色調が天然歯に近く柔軟で壊れにくい素材です。
治療費:保険適用(3割負担の場合)で約9000円。
保険適用は冠・被せモノ(クラウン)に限ります。詰めモノ(インレー)は適応外です。小さい詰めモノは即時でできるレジン充填が可能。
小臼歯に限定、大臼歯は適応外。(前歯は別種で保険適応の白い歯あります) ブリッジは保険適用しません。(別装置で保険適応の白い冠があります。)
セラミックの歯に比べ強度、色調、精度等の質感は劣ります。
例えると陶器の食器とプラスティックの食器の違い。
詳しくはお問い合わせ下さい。
保険適応後3年経過・100症例を越えました。今のところ、再制作は0症例。一時的な脱離、再装着が3症例ありました。従来の銀歯より多少多めかもしれませんが、装着方法、材料の改善により、今後一時的な脱落も少なくなると思われます。予後経過から十分な成績と判断できます。
平成29年2月14日