現在の日本は世界で最も早い速度で高齢化が進んでおり、現在65歳以上の人口が全人口の21%を超える「超高齢社会」に突入しています。
我が国の優れた環境、医療、保健制度により「平均寿命」は延び世界トップクラスになりましたが、「健康寿命」(健康で自立して生活できる寿命)が追いついていない現状があります。
日本人の「平均寿命」は男性80.2歳女性86.6歳(平成25年)、しかし「健康寿命」はそれぞれ71.2歳・74.2歳と云われています。
この差、約10年は自立した生活が過ごせない要介護状態を意味しています。要介護の増加は個人もとより社会全体の大きな問題になっております。
これに対し、医療者の責務は「健康寿命」を伸ばすことであり、中でも歯科医師である私は口腔機能の保持にあります。
つまり
- しっかりと口から食事ができること、
- 楽しく会話できること、
- 安全に呼吸ができること、
QOL(生活の質)やADL(日常活動動作能力)を支えられると考えます。
いつまでも、健康で美味しく食事が出来るように、お手伝いをしていきます。
2016.03.31広瀬俊