歯周ポケット
いつまでも健康な歯と口でいるために、気をつけたい病気が歯周病です。歯周病は、成人が歯を失う原因の第一位になっています。その主な病因となるのが歯垢（プラーク）に含まれる歯周病菌。酸素のない処を好むため、歯と歯肉のすき間「歯周ポケット」の奥で増殖します。歯周病は、この増殖した歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支えている歯周組織が破壊されていく病気です。このように歯周病は「歯周ポケット」から進行するため「歯周ポケット」をケアすることが何より大切です。
毎日の歯磨きで、きちんと歯垢を落とす
歯磨きをすると血が出る、歯肉が腫れているなどの症状を感じたら、それは歯周病の初期症状かもしれません。歯周病は初期の段階なら、毎日の歯みがきを正しくすることで、健康な歯肉を取り戻すことができます。まずは歯科医院で一人ひとりに合った歯磨き指導を受け、指導にそった適切な歯みがき方法を身につけましょう。「歯周ポケット」に歯垢を残さずにきちんと落とすことが、歯周病対策の第一歩です。
歯間ブラシなどを活用し、プラスケアを！
歯垢は粘着性が高いため、歯間ブラシやデンタルフロスといった補助用具もおすすめです。
特に歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目の汚れを、効果的に取り除くことができます。
2014.2.9 広瀬俊
