歯並びや噛み合せ、顔つきの問題の多くは生まれつきではありません。 週幼児期の顔と口の筋肉の機能がどのように発育するかによって、その後の発育が分れ、歯並び・噛合せが決まります。この時期に健全に発育するように働きかけるのが口腔育成の基本です。 特に乳幼児期の指しゃぶり、舌を出す癖は口腔機能の妨げになるので注意が必要です。 口の機能が健全に発育せず、歯並びや噛合せに問題が現れた場合、機能を健全に発育過程に戻そうと働きかけるのが、MFT(口腔筋機能療法)の役目です。
MFTの活用
●指しゃぶり後の舌訓練や舌突出癖の訓練
●幼児・小児の噛む、飲みこみ機能を育てる
●噛む訓練の活用
●障害児やよだれの多い子供への活用
●高齢者の口腔リハビリ、アンチエイジングへの活用
●舌痛症や口腔乾燥症への活用
●空隙歯列、咬合崩壊した成人への活用
●言語治療への応用
主に指しゃぶりや舌突出癖の訓練としてスタートしたMFTは、歯科の各分野で活用されています。
今後、咀嚼、嚥下、発音、呼吸などの口腔機能を改善する手法として広く活用しています。
2013.12.21 広瀬俊